都会の喧騒とは無縁。山を育て、山に育てられる仕事。

大紀森林組合

大紀町は三重県の中南部に位置し、温暖な気候と美しく豊かな自然に恵まれた町で、山も海も近いのが特徴。その大紀町の山を守り育てているのが、私たち大紀森林組合です。森林は放置すれば山が荒れ、土砂崩れなどの災害にもつながる危険があり、森林の管理はこの地域に欠かせない重要な役割となっています。 　＊　　＊　　＊ 木を伐って、使って、植える…という循環を維持することで、森林の持つ力を最大限発揮し、住環境の安全と豊かな暮らしを支える。私たちの仕事である森林整備は「自然資源の保全」と「持続可能な林業とまちづくり」という面でSDGsの達成に直接関連しているんです。 　＊　　＊　　＊ 当組合の平均年齢は40歳前後で、20代～50代まで幅広いスタッフが働いています。中学生の時の職場体験を通じて林業に興味を持ってくれたスタッフもおり、都会でスーツを着て働いていたら味わえない自然の風を感じられる仕事です。山に入り体を動かしますが、大きいものや重たいものの運搬には重機などを使用するため、筋力は必要ありません。実際に、他地域の森林組合では「林業女子」と呼ばれる女性の方の活躍も増えてきています。 　＊　　＊　　＊ オフの時間に自然を楽しめるのも魅力の1つです。すぐそばに大自然が広がっているため、アウトドアな趣味を持つスタッフが多くいます。たとえば、職場から15分も行けば海があり、船を持っているスタッフと仕事終わりに海釣りに行く人。キャンプ好きが高じて、仕事で身につけた技術を用い、地元の仲間とキャンプ場をオープンさせた人。 この土地だから経験できることも少なくありません。都会ほど何でもあるわけじゃないけど、都会にはないものがたくさんある。それらを守り続けていくのが、私たちの仕事です。